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推し活に月いくら使ってる?平均費用と年代別データで見る「リアルな相場」

推し活の月額費用は平均16,605円。ただし7割が月1万円未満という二極化の実態を、調査データとともに解説します。あなたの推し活費用を計算できるツール付き。

推し活の平均費用は月16,605円——ただし「平均」にだまされないで

「みんな推し活にいくら使ってるんだろう?」

気になって調べると、大黒屋が2023年に実施した調査では月額平均16,605円(年間約20万円)という数字が出てきます。CDGの推し活総研が2025年に23,069人を対象に行った調査では、年間平均255,035円とさらに高い結果です。

しかし、この「平均」をそのまま受け取るのは危険です。

afb(フォーイット)が2025年に全国500人を対象に行った調査では、51.6%が月5,000円未満。ネオマーケティングの2024年調査でも73.8%が月1万円未満と回答しています。

つまり、7割以上の人は月1万円以下で推し活を楽しんでいる一方で、一部のヘビー層が平均を大きく押し上げている——これが推し活費用の実態です。

自分が「使いすぎ」なのか「普通」なのか気になったら、まず数字を出してみるのが一番です。

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年代別:20代の3割が月3万円超、50代は7割が5,000円未満

推し活費用は年代によって大きく異なります。

月額の分布(afb 2025年調査)

年代月5,000円未満月3万円超
20代31.0%(全年代最高)
50代69.0%
60代67.0%

20代は可処分所得が少ないにもかかわらず、推し活への支出は全年代で最も高い傾向があります。ビデオリサーチの2024年調査でも、Z世代(15〜26歳)の**16.7%が「金銭的な苦労を感じている」**と回答しています。

年間支出の性別×年代(推し活総研 2025年調査)

属性年間支出
35〜39歳男性445,565円(全属性最高)
40〜44歳男性372,350円
30〜34歳女性336,695円
30歳未満平均約192,000円

意外にも、最もお金を使っているのは30代後半の男性です。収入がある程度安定してきた世代が「ガチ勢」になりやすいことがわかります。

また、既婚者は月1万円未満が大半なのに対し、未婚者は月1万円超の高額帯に集中する傾向も報告されています(afb調査)。

月の収入に対して何%使っているか知りたい方は、**推し活費用 月間レポート**をどうぞ。収入比率と「推し活レベル」を自動判定します。


ジャンル別:舞台俳優ファンは月3万円超え

推しのジャンルによっても費用は大きく変わります。

ジャンル別の月額平均(大黒屋 2023年調査)

ジャンル月額平均
俳優(舞台系)31,375円
声優16,686円
YouTuber・インフルエンサー15,306円

ジャンル別の年間平均(ビデオリサーチ 2024年調査)

ジャンル年間平均
国内アイドル47,832円
ミュージシャン・バンド33,719円
K-POPアイドル26,742円
アニメ・漫画約10,000円

舞台系が突出して高いのは、チケット単価の高さに加え、遠征費がかさみやすいジャンルだからです。一方、アニメ・漫画はサブスク中心の消費になるため、月額が比較的抑えられています。

遠征が多い方は特に、交通費・宿泊費が年間でいくらになるか把握しておくことをおすすめします。

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推し活費用の内訳:何にいくら使っている?

推し活費用は大きく分けると以下のカテゴリに分類されます。

主な費目と相場

費目一般的な相場
ライブチケット7,000〜22,000円/回
遠征費(交通+宿泊)50,000〜100,000円/回
グッズ購入年間30,000〜50,000円
FC(ファンクラブ)会費年間3,000〜10,000円
CD・BD購入年間10,000〜30,000円

松井証券とマイナビが2025年に行った調査では、公式グッズの満足度は71.4%で最高。しかし、後悔率も25.5%で最高という興味深い結果が出ています。

「買った瞬間は嬉しいけど、あとで冷静になると……」という経験がある方は少なくないでしょう。

グッズが増えてくると保管コスト(収納用品、場合によってはトランクルーム代)も無視できません。

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収入の何割を推し活に使うのが「普通」?

女の転職typeの調査によると、**月給の1割を推し活に使っている人が47.7%**で最多。ゼロ(お金をかけていない)が22.8%で2番目に多く、月給の5割以上という人も7.7%存在します。

一般的に、趣味への支出は手取りの5〜10%が目安とされています。推し活に月給の1割を使っている層はこのレンジにほぼ収まっているため、家計のバランスとしては健全です。

ただし、松井証券の2024年調査では67%が推し活に関する何らかの金銭的な悩みを抱えていると回答。具体的には「推し活に使える金額が少ない」(43.0%)、「貯蓄ができない」(41.3%)が上位に挙がっています。


推し活費用の捻出方法と節約のコツ

みんなの工夫(松井証券・マイナビ調査)

  1. ポイ活を活用 — 64.7%が実践。楽天ポイント、PayPayポイントなどを推し活費用に充てる
  2. セール・割引を活用 — 50.7%。早割チケット、中古グッズショップの活用
  3. 自炊で食費を削減 — 41.6%。推し活以外の出費を抑えて推し活費用を確保
  4. サブスクの見直し — 使っていないサービスを解約して推し活費用に回す

興味深いデータとして、月3万円以上使う「ガチ勢」の約33%は投資による資産運用で推し活資金を捻出しているという結果もあります(松井証券調査)。

まずは「今いくら使っているか」の把握から

節約のコツはいろいろありますが、そもそも「自分が今いくら使っているのか」を正確に把握している人は多くありません。感覚では月1万円のつもりが、実際に計算したら2万円超えていた——というのはよくある話です。

不要なサブスクが隠れていないかチェックしたい方は、**サブスク棚卸しシミュレーター**も活用してみてください。


推し活市場は拡大中:年間3.5兆円規模に

推し活総研の調査によると、推し活人口は2024年1月の約1,136万人から2025年1月には約1,384万人へ、1年で22%増加。市場規模は約3.5兆円と推計されています。

EC市場では推し活関連商品が2019年から2024年で4.86倍に拡大(Nint調査)。コロナ禍を経てオンラインでの推し活消費が定着したことがうかがえます。

それでも物価高の影響は限定的

物価高にもかかわらず、推し活の支出を「減らしていない」と回答した人は48.1%。減らさなかった理由の1位は「精神的な満足感・幸福度を維持したかったから」(38.8%)。そして**92.9%が「感情的なリターンが金銭的投資を上回る」**と回答しています。

推し活は単なる消費ではなく、精神的な充足感への投資として捉えられているのです。


まとめ:推し活費用は「見える化」が第一歩

  • 月額平均は約16,000円だが、7割以上は月1万円未満
  • 20代の31%が月3万円超と、若い世代ほど推し活にお金を使う傾向
  • ジャンル別では舞台系が月3万円超で最高、アニメ・漫画は比較的低コスト
  • 67%が金銭的な悩みを抱えつつも、9割超が「幸福感は出費以上」と感じている

大切なのは、他人と比べることではなく、自分の収入に対していくら使っているかを把握することです。「使いすぎ」も「もっと使いたい」も、現状を数字で見てはじめて判断できます。

推し活の年間総コスト計算機 — グッズ・ライブ・遠征・FC会費をまとめて年間総額を算出

推し活費用 月間レポート — 月収に対する推し活比率と「推し活レベル」を診断


参考調査:大黒屋(2023年)、afb/フォーイット(2025年)、推し活総研/CDG(2025年)、松井証券(2024年)、マイナビ子育て(2025年)、矢野経済研究所(2024-2025年)、ネオマーケティング(2024年)、ビデオリサーチ(2024年)、女の転職type、Nint